安沢歌舞伎やすさわかぶき

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安沢地区に伝承されてきた「安沢歌舞伎」は、江戸時代新庄藩主が地区の娯楽にと農民に教えたのが始まりと伝えられている。全盛は、明治末期から昭和初期にかけてであり、地区の若衆たちによる「東安座」という一座が結成された時期でもある。地区の祭礼では小屋掛けの舞台を張り、夜を徹して演じられたものであり、地区最大の娯楽の場、地区民の結集の鋸でもあった。

しかし、戦時中の中断や戦後の地域(農村)の変貌により、歌舞伎に代わる娯楽が豊冨になったことや後継者の職を求めた流出が重なり、徐々に歌舞伎が演じられなくなり地区としての連帯感も薄れてきた。そこで、沈滞している若連活動の活性化と伝統文化の伝承による地域コミュニティの育成を図るうと昭和63年に「安沢歌舞伎保存会」を結成。

近年は、「明安子ども歌舞伎伝承会」(明安小学校)の指導に力を入れながら、地域に根ざした保存活動や自主公演の開催に向けた取り組みを行っている。

所在地 〒999-5403  山形県最上郡金山町安沢地区
お問い合わせ金山町教育委員会
電話0233-52-2902
FAX0233-52-2903
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